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鯉の若き右腕インタビュー

広島・大瀬良大地インタビュー もう一度、先発として 「『試合の責任の7、8割は先発』。その責任感を持ってマウンドに立ちたい」

 

ルーキーイヤーに先発ローテ入りし10勝を挙げた実力派右腕。だが、2015年、16年は不振で中継ぎに回った。「先発として勝負」を掲げた今季、有言実行の活躍を見せて交流戦でもパの強打者に堂々と立ち向かった。先輩からの教え。そして新たなスタイルの模索。好調・広島を支える復活劇の裏側に迫る。
取材・構成=吉見淳司、菅原梨恵、写真=前島進、太田裕史(インタビュー)、BBM ※記録は6月18日現在


意識の変化でデータを有効活用


──交流戦は2年ぶりの登板でしたが、3試合に先発して2勝0敗の好成績を残しました。

大瀬良 パ・リーグは強く振ってくるバッターが多いイメージですね。1年目はちょうどバテが来ているときに交流戦を迎えてしまい、毎試合のようにめちゃくちゃ打たれている印象が残っていました。

──今季にあらためて対戦して、イメージは変わりましたか?

大瀬良 いえ、イメージどおりでしたね。多少、崩されても強振してきますし、甘く入ると一発がある。6月14日のオリックス戦[マツダ広島]では2本塁打を打たれてしまいましたし、やっぱりスイングは力強かったですね。

──相手打者との対戦の少なさもやっかいな部分だと思います。

大瀬良 データが少ないですし、試合で投げていく中で、その日の状態を踏まえて配球を決めていかないといけない。でも、逆に言えば相手も僕のデータが少ないということでもありますし、基本的には自分のピッチングをすることを心がけていました。

──今季は以前よりも、データをしっかり頭の中に入れ、試合に臨んでいるそうですね。

大瀬良 もちろん昨季までも目を通していたんですけど、今季はさらにしっかり自分の中で考えて、映像とデータを照らし合わせながら、こういうふうに攻めたいということや、相手の弱点、気をつけないといけないところを書き出し、ゲーム前やゲーム中に見直しながら、頭に入れたうえでマウンドに立つようにしています。

──それは昨季に引退した、黒田博樹さん(元広島)の影響が大きい。

大瀬良 黒田さんほどの投手でもすごく膨大なデータを取り、自ら書き出していましたし、そのやり方を教えてもらいました。黒田さんがあれだけやるなら僕はもっとやらないといけないと思ったので、今季からは特にちゃんとやっています。

──データの見方に変化はありましたか。

大瀬良 打者の弱点や、初球にどういう球種で攻めていくべきか、勝負球などはもちろん頭に入れて、結果球(打席の最後のボール)やその内容も踏まえています。やっぱり同じカウントで打たれることが多くなってくるので、そういったときに打者の待っている球種を外せば打ち取れる確率は上がる。自分が不利な状況でも、アウトにできる確率をどうやって高くするかを考えています。

──これまではデータよりも、自分の一番いいボールを優先していた。

大瀬良 昨季まではピンチになったり困ったりすれば・・・

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