グラウンドでは選手が思う存分に活躍しているが、その裏で、地道なサポートを続けるスタッフの存在も忘れてはいけない。縁の下の力持ちの中から、打撃投手・ブルペン捕手・広報に、自らの役割について語ってもらった。 取材・構成=吉見淳司、写真=佐藤真一 強力打線形成に一役
「ビッグレッドマシンガン打線」の異名を取り、今季も猛威を振るう赤ヘル打線。その充実ぶりを一番感じているのが、打撃投手の
上野弘文さんだ。樟南高から入社したトヨタ自動車では最速151キロをマーク。剛球右腕として大学生・社会人ドラフト3巡目で2007年に
広島に入団した。
救援として07年は31試合、08年は42試合に登板。順調なスタートに見えたが、「アマチュアのときに比べてスピードが出ておらず、投げていても納得はできていませんでした。プロの打者への怖さがあったり、コントロールを気にし過ぎていたのかもしれません」。
登板機会は08年をピークに減少していき、14年10月に戦力外通告。その際に打撃投手への転身を打診され、引退。同年秋のキャンプから新たな人生をスタートさせた。
「今と比べると、打撃投手になったばかりのほうが・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン