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甲子園特集 怪物がいた夏

98年 夏の怪物・松坂大輔 44戦無敗平成の怪物

 


 最後の1球は大きく曲がるスライダーだった。122球目、これに京都成章高の三番・田中勇吾のバットが空を切る。マウンド上の“平成の怪物”はスコアボードに向かって大きく両手を突き上げた。見ると得点だけではなく、「H」の項目もゼロ。大会史上23度目、決勝では59年ぶりのノーヒッターとなり、「松坂大輔伝説・高校3年夏編」は締めくくられた。

 チームは前年秋の神宮大会、春のセンバツに続いて・・・

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