89年入団の西武・デストラーデのように、助っ人には、シーズン途中からでも戦線の秩序をいきなり崩壊させるパワーがある。インタビューのサントス同様(→サントスのインタビュー「奇想天外なカリブの風」)、開幕後に海外球界から獲得した“助っ人たち”を紹介する。(成績はすべて8月5日現在) 阪神・ロジャース チームを勝利に導く『パンダ』
パンダはパンダでも、客寄せではなく、チームを勝利に導く「パンダ」として後半戦の救世主となっている。
7月1日、球団から新外国人選手獲得が発表された。ベテラン選手たちの打撃不調と若手の伸び悩み、さらに今年から加わった
キャンベルが不調だったことの救済処置。それが
ジェイソン・ロジャースだった。
初出場は7月18日の
広島戦[甲子園]。この試合で早くも中前打を放ち1打点を挙げた。さらに来日3試合目の21日の
ヤクルト戦[神宮]では2本のアーチをかける。8月5日現在で16試合に出場し打率.340、3本塁打、13打点の活躍。5試合目からは四番に座り続けている。
「同じ球を2球続けて、ボール球に手を出さない。1球見て、学習できる」と
金本知憲監督は、ロジャースを評価。学習能力の高さは最終打席の数字、12打数7安打、打率.583、3四球でも分かる。毎試合、多くが初対戦となる投手に対し組み立てなどを見極め、最終打席にその成果を見せているのだ。
陽気な性格でもチームに溶け込む。7月23日のヤクルト戦[神宮]で・・・
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