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2017高校生ドラフト特集

ドラフト有力選手「大学進学組」の可能性

 

プロか大学進学か──。U-18代表メンバーの中でも9人が進学を希望しており、各球団のスカウトたちもその決断に複雑な胸中を明かす。例年以上に有力選手が大学進学を表明するのにはどんな事情があるのか。その背景と可能性探った。
文=岡本朋祐、写真=早浪章弘

川端健斗[秀岳館高/投手]


U-18代表メンバー20人中9人が進学を希望


 夏の甲子園。NPB12球団のスカウトは、出場49代表校が出そろう大会第7日目の第3試合まで、25試合を視察するのが慣例である。高校生はドラフト対象の中でも、最もシーズンを終えるのが早い。つまり、夏の大会で敗退してしまえば、実戦を見る機会がなくなるのである。スカウト会議でリストアップされた有力選手は、全国49地区の地方大会で担当スカウトが最終チェック。中でも注目選手は管理職の“目”で確かめてもらったり、他地区の担当スカウトによるクロスチェックを行うチームもある。夏の甲子園は“総仕上げの場”であるが、やはり、この全国舞台で力を発揮できるかどうかで、ポイントアップする球団もある。

 全出場校が出そろった8月14日、巨人岡崎郁スカウト部長は「総括」をしたが、歯切れが悪かった。好選手が乏しかったからではない。

「今回の大会は注目の選手が・・・

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