週刊ベースボールONLINE

一丸突破!いざ、クライマックスへ!

DeNA・狙う下克上、CS突破へ2年目の挑戦

 

73勝65敗5分け。16年ぶりに5割を上回る勝率でシーズンを終えたDeNA。終盤、巨人の猛追を振り切り、2年連続となるAクラスを確保した。次の舞台は、阪神が待つ甲子園に乗り込んでのCSファーストステージだ。就任2年目のラミレス監督と主将・筒香嘉智がけん引する選手たちは、敵地でどんな戦いを繰り広げるのか。熱き星たちが旋風を巻き起こす。
写真=BBM

10月1日の広島戦[横浜]に勝利して2年連続のCS進出を決めたラミレス・DeNA。CSファイナル進出を懸けて阪神に全力で挑む


指揮官と主将を中心に高まるチームの一体感


昨年のCSはファイナルステージで広島に敗れ、シーズンは終わった。今季のDeNAを動かしたのは「再びあの場所に戻るために」という強い気持ちだった。2年目となるクライマックス、舞台は整った。

 雪辱を誓ったあの場所へ戻るため、何としても甲子園は通過点にしなければならない。10月1日、2年連続のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めたDeNAのラミレス監督は「甲子園でも勝つ。広島でも勝つ。そして日本シリーズで必ずここ、横浜スタジアムに帰ってくる」とファンの前で高らかに宣言。主将の筒香嘉智も「昨年は広島に負けて横浜に帰ってこられなかった。今年は帰ってきたい」と言葉に力を込めた。

 いつも前向きで明るい指揮官と寡黙な主将の波長がそろい、若いチームは引っ張られた。レギュラーシーズンは73勝65敗5分け。シーズンを貯金で終えるのは実に16年ぶりのこと。今季の最長の連敗は4。筒香は「1試合1試合で浮き沈みがなくなった。明るい雰囲気で戦えた」と昨季からの成長を実感している。

 ラミレス監督が「シーズン最大のヤマ場」と位置づけた残り10試合の初戦、9月23日の中日戦[ナゴヤドーム]の試合前のミーティング。ロッカールームでは・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング