1965年秋からスタートし、今回が53回目となったドラフト会議。毎年、幾多のドラマが繰り広げられ、多くの笑顔と、そして涙があった。ここでは過去のドラフト会議をドラフト1位選手を中心としながら球団別に振り返ってみよう。 ※ドラフトの年は会議の開催年。文中も 握手を交わす1位の井口と2位の松中信彦[1996年]
ドラフト導入時、前身の南海は黄金時代の終盤になっていた。初期では68年1位で
富田勝、4位で
藤原満(近大)、69年には1位で
佐藤道郎、2位で
門田博光(クラレ岡山)と、のちの主力を獲得している。ただ、好選手は多いのだが、補強資金不足もあるのだろう。名前を挙げた以外の指名選手は地味な印象も強い。
ドラフトの主役級の話題になったのは79年だ。浪商高の強打の捕手で「ドカベン」と呼ばれた
香川伸行を2位で指名。春季キャンプでもフィーバーが続いた。その後も、あまり大物獲得には動かなかったが、79年・・・
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