36歳にして前人未到の数字で球史に名を残した鷹の守護神・サファテ。セーブ機会で驚異の強さを発揮し、見る者を「打てる気がしない」とうならせた投球に迫る。 完了まであと少し“二死”でのすごみ
史上最多を大きく更新するシーズン54セーブでの3年連続最多セーブ、シーズンMVP、日本シリーズMVP、そして外国人選手では初となる正力松太郎賞──。シーズン中には外国人選手の最多セーブ数を更新し、200セーブの大台に到達。最終的には通算229セーブとして名球会入りの基準である250セーブまで残り21セーブとした。
サファテにとってまさに記録尽くめの1年。
工藤公康監督が「自分たちの野球。先制点を取って6回以降は万全のリリーフ陣がいるので、しっかり守り切っていく」というチームの基盤、ベースとなる戦術の要として、圧倒的な存在感を放った。
ではサファテの何がすごかったのか。残した数字が驚異的だったのは言うまでもない。今季最速159キロをマークしたストレートに大きなタテ割れのカーブ、フィニッシュブローのフォークを駆使し、トータルでは66イニングで102三振を奪って奪三振率は13.91、被打率は.154を誇り・・・
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