今季のソフトバンクの強さを語るうえで外せないのはサファテだけではない。決して相手に流れを渡さないリリーフ陣がいたからこそ、リードした試合は9回に近づくにつれ勝利への確信が強まっていった。 チーム戦略の基盤
絶対的守護神・サファテからの逆算の方程式。「8回までに何とかしなければ終わり──」。サファテがそんな絶大なプレッシャーを相手打線に与える中、「何とかさせる」ことなく守護神へバトンをつなぎ続けた盤石のリリーフ陣の働きは見事なものであり、“先行逃げ切り”というチーム戦略の基盤となるものだった。
まずは分厚い選手層だ。今となっては中継ぎエースを期待されていた
スアレスが開幕前に戦列を離れてしまったことなど誰も覚えていないのではないか。岩嵜翔が8回に収まって最優秀中継ぎを獲得し、
森唯斗は精度こそ落ちたものの入団から4年連続50試合以上となる自己最多の64試合に登板して“量”を確保。一方で・・・
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