南カリフォルニアのまぶしいまでの日差しが大谷翔平を照らす。念願の、あこがれのメジャー移籍。大谷の夢を実現させるチームがエンゼルスに決まった。現地時間12月9日、エンゼル・スタジアムで入団会見が行われ報道陣約250人とファン1000人が見守った。いよいよ、メジャーでの“二刀流”への挑戦が始まる。大谷のチャレンジとともに、メジャーに日本人メジャー旋風が再び起きるかもしれない。 写真=Getty Images、樋口浩一 まさに天使のような柔らかい笑顔で会見場に姿を現すと、ファンから大きな声援が飛んだ。エンゼル・スタジアムの球場前でのファンを前にした入団会見で、大谷翔平は夢の実現へスタートできるうれしさを最後まで隠すことはなかった。
「まっさらな気持ちで、何もなく各球団の方々と話させてもらいましたし、本当にオープンな気持ちで話していく中で、ここ(エンゼルス)にお世話になりたいな、と。何か縁みたいなものを感じました」
チーム全体にファミリー色の強いエンゼルスが、大谷にとっては
日本ハムと同じような、自分の夢の実現を支えてくれる場所であると確信した。今季のエンゼルスは先発投手に苦労した。2人の2ケタ投手はいるが、十分なローテーションを組めなかった。2000年代に常勝軍団と言われたチームは、現在立て直しを図る時期に来ている。その中で二刀流を実現させるには最適のチームだと言っていい。
「彼には投げるほうも、打つほうもすごい才能がある。まだ23歳。その才能を伸ばすために・・・
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