日本時間12月10日に行われた大谷翔平のエンゼルス入団会見で、ビリー・エプラーGMは先発6人ローテーション制や大谷を外野手では起用しないプランを明かした。まだ具体的なものではなく、今後の動きに注目が集まるが、ここではアスレチックス、ジャイアンツでメジャー通算100試合登板のキャリアを持つ藪恵壹氏に、メジャー1年目から二刀流を成功させる方法について、提案・解説をしてもらった。 提案1 先発“6番手”が理想。日本と同じサイクルで二刀流
大谷翔平選手の移籍先がエンゼルスに決まりました。驚きましたが、良い選択をしたと思います。マイク・ソーシア監督は2000年から長期政権を築いている監督で、02年にはワールドチャンピオンにも導いているクレバーで野球を熟知した名将です(なお、現役時代はドジャースで捕手でした)。今季はアメリカン・リーグ西地区の2位(※地区優勝はワールド・チャンピオンのアストロズ)に終わりましたが、特に投手陣は若く(※27歳のJ.C.
ラミレスが勝ち頭で11勝、次いで26歳のパーカー・ブライドウェルが10勝)、これからのチームと言えるでしょう。
エンゼルスが大谷選手サイドに対して具体的にどのような二刀流プランを提示し、また大谷選手自身がどのような二刀流像を理想と考えているのか、今後、明らかになるのでしょうが、ここでは私が考える「メジャー1年目に二刀流を成功させる方法」について、私なりの提案をもとに解説したいと思います。
まず、一部報道で触れられている“先発1、2番手”でシーズンを通して先発ローテーションを守るプラン、つまりこれはエース格として働くことを意味していますが、率直に言って・・・
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