2018年のプロ野球で最も熱い視線を注がれるのが、日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮幸太郎。高校通算111本塁打の規格外のパワーと、天性のスター性で1年目からの活躍も期待される怪物スラッガーは、いま何を思うのか。18歳の飾らない胸の内に迫った。 取材・構成=松井進作、写真=阿部卓功(インタビュー)、BBM 壮大な夢へのスタートライン
不思議なめぐり合わせ、運命なのか。日本ハムにまた新たなスーパールーキーが加わった。チームの看板選手だった大谷翔平がMLB挑戦を決めた年に、入れ替わるように北の大地からプロのキャリアをスタートさせる清宮幸太郎。ダルビッシュ有、中田翔、斎藤佑樹、大谷と脈々と連なってきたスーパースターの系譜を継ぐ18歳。逆襲を誓う新生ファイターズの象徴として、怪物スラッガーが壮大な夢の第一歩をいま踏み出す。 ──11月に北海道で行われた入団会見で実際にファイターズのユニフォームを着て、自分がプロ野球選手になったんだなという実感は湧いてきましたか。
清宮 そういった感情が徐々に芽生えてくるものかなと僕も思っていたのですが、拍子抜けするぐらい全然ないんですよね。まだルーキー以外のほかの選手たちとほとんど会ってないっていうのもありますけど、プロになったんだなという実感みたいなものはないです。おそらくキャンプとかが始まれば、また違ってくるんでしょうけど……。本当にいまはそういったものよりは、期待と不安が入り混じっているような感じですね。
──不安があるとしたらどのような部分でしょうか?
清宮 もう、シンプルにプロの世界で僕は打てるのかなと。高校でも結果的に111本のホームランを打ちましたけど、3年間自信があったわけではまったくないですから。本当にやってみないと分からない。そういった部分で不安も少なからずあります。
──少し意外というか、予想していた答えと全然違いました。自信に満ちあふれてプロの世界に飛び込んでいくのかと思っていたので。
清宮 100%自信があるかと言われたらそれは絶対・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン