再びの日本一へ、新たな挑戦がスタートする。1日1日を一生懸命、ガムシャラに。強く意気込む柳田悠岐の視線の先には、2015年以来のトリプルスリーと、世界一を目指す2020年もとらえている。 取材・構成=菊池仁志、菅原梨恵、写真=湯浅芳昭、BBM 打って走って再びトリプルスリーを
──いよいよ、2018年シーズンが開幕します。
柳田 体のコンディションはすごく良いです。オープン戦でもバッティングの“感覚”を詰めていくだけだったんですけど、良い方向に進んでいると思うので、開幕してからもさらに状態を上げていけるようにしたいと思っています。
──昨年、本拠地のヤフオクドームの人工芝が毛足の長いタイプのものに張り替えになったことで、打撃の意識を「フライを打つ」方向に変えました。
柳田 ゴロを打ってもヒットにならないと思ったからですね。打球が死んで野手の間を抜けませんから。それで結構、バッティングの感覚は変わったんですよ。いいか、悪いかの答えは、まだまだ分かっていないですけど、続けていくことで見えてくるものがあるような気がしています。「もっともっと、打てるように」っていう感じです。
──突き詰めれば、これまでの自分を超える感覚がある。
柳田 可能性はあると思っています。
──そのシーズンではどういうことに“挑む”ことになりますか。
柳田 それはチームの日本一です。それしかないんですけど、やっぱり打たないと、日本一にはなれないと思うので、そのために練習してたくさん打つ、それだけです。
──16年に逃した日本一を、昨年、奪還し、そこから自主トレ、キャンプは何を目的に過ごしてきたのでしょうか。
柳田 一番はやっぱり、筋力トレーニングとかランニングとかで、体を鍛え直すことでした。毎年、やってきていることですけど、細かく計測して筋力値を見てみれば、まだまだ数字を伸ばさないといけないと思うので、そういうトレーニングが今年は、ここ数年よりはできたんじゃないかなと思います。数値も良くなっていましたので。ただ、結局・・・
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