今号で開幕シリーズを斬っていくが、最大の注目カードが巨人対阪神だ。お互いに4年ぶりと13年ぶりの優勝を目指す両チーム。開幕先発の大エースに若手野手の成長、強力リリーフ陣に新四番と似た者同士。ここではその4つの対決方式で開幕シリーズ明と暗に迫る。 写真=榎本郁也 コールされるだけで球場の雰囲気を一変させ、試合の流れを一気に引き寄せた上原。巨人に大きな武器が備わった
巨人・上原&澤村で強力布陣へ
場内の雰囲気が一変した。開幕第2戦の8回表、1点リードの状況で
上原浩治の名がコールされると、この日一番の大声援。ドーム中に広がるのは期待感にほかならない。
上原も結果で応える。復帰初戦は
大山悠輔を3球三振で仕留めたのを皮切りに、
糸原健斗、代打の
高山俊とスプリットを打たせて11球で三者凡退に。翌第3戦でも8回のマウンドに登り、13球で3人斬り。特に最後の打者となった
糸井嘉男に対しては7球すべてスプリットを投じ、三ゴロに打ち取ったテクニックはベテランのなせる業だ。
1敗後の2連勝で、リリーフの起用法も見えてきた。昨季は・・・
この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。
まずは体験!登録後7日間無料
登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。
登録済みの方はこちらからログイン