開幕を半月後に控えた3月上旬、カブスをFAとなっていた上原浩治が10年ぶりに古巣・巨人へ電撃復帰。昨季はメジャーで49試合に登板したMLB屈指のリリーバーで、かつての巨人のエースが、チームにもたらした“効果”とは? 成績・情報・年齢はすべて4月8日現在 球場全体に生まれる一体感
幾多の大歓声を浴びてきた
高橋由伸監督でさえ、驚きを隠せなかった。
「雰囲気、空気は大事だと思うし、ベテランならでは。東京ドームはホームだし、ぜひビジターでもそういう雰囲気を作ってもらえたらうれしい」。試合後、上原浩治が加わった“新勝利の方程式”の奮闘もあって今季初勝利を挙げた指揮官は、何度も笑みを浮かべながら振り返った。10年ぶりの日本球界復帰後、上原の公式戦初マウンドは3月31日の
阪神戦(東京ドーム)だった。
澤村拓一に続き、8回のマウンドに上がると1回を完全投球。しかも背番号と同じ11球で片付けるという偶然も重なった。「ホッとした」とは右腕の素直な心境だったが、球数すらもシナリオの一環なのかと思えるような圧巻のカムバックマウンドに見えた。
驚くべきは・・・
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