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新時代の二塁手特集

現代MLB二塁手の傾向を探れ!データ化が進むメジャーで攻守に高い能力が求められ出した

 

2001年、マリナーズにイチローが移籍した年にブレッド・ブーン二塁手が打点王に輝いた。極端に言えば、その時代は強打の二塁手か、好守の二塁手に分かれていた。しかし、トラックマンなどでデータ化が進んだ現MLBではそのどちらも兼ね備えた二塁手が必要で、その存在がチーム力を左右するまでになっている。
文=奥田秀樹、写真=Getty Images

ホセ・アルトゥーベ/現在世界最小身長168センチのプロ野球選手でありながら世界最高の二塁手と言われる。4年連続200安打以上を記録しながら本塁打も打て、守備も強肩で俊敏だ


守備位置のシフト化で強肩も必要な要素に


 今何かと話題のアメリカンフットボールで「ローバー」と呼ばれるポジションがある。英語での意味は「さまよう人、放浪者」だが、フットボールでは本来最終列を守るストロングセーフティが最前列の守備ラインの後ろ、ラインバックのエリアまで上がって来たときに言う。

 現地時間4月20日、マリナーズ対レンジャーズの2回裏、実況アナがすっかり興奮していた・・・

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