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外国人選手たちの現在地 引退選手編

現役コーチとして奮闘する男 スコット・クールボー内野手(元阪神=1995、96年途中)

 

助っ人として来日し、メジャーの監督やコーチとして各球団に在籍する元外国人選手も多い。今回は多くの指導者の中からオリオールズの打撃コーチとして活躍中の元阪神スコット・クールボーを紹介する。
取材=樋口浩一 写真=BBM、樋口浩一

【現在地】 オリオールズ 打撃コーチ

オマリーの後釜として期待され入団したクールボーだがケガで出遅れてしまった。しかし、その年はチーム最多打点を挙げた


阪神で考え方の相違がコーチに役立っている


 1995年、グレン・デービスとともに阪神に入団した。前年まで4年連続で打率3割を打ってきたトーマス・オマリーの後釜として期待され、開幕から三番を任されたが、シーズン前半の成績はいまひとつ。夏以降調子を上げ、チーム最多タイの77打点をマークした。この年の阪神は前年の4位から最下位に転落。7月には中村勝広監督が休養し、藤田平監督代行が指揮を執った。2年目の96年はさらなる飛躍が望まれたが序盤から低迷。6月に解雇となった。

 甲子園の雰囲気はすごかったね。球場のクラシックな作りと、観客の熱烈な応援でよくシカゴのリグレー・フィールドにたとえられるけれど、まったくそのとおりだ。そのうえ、甲子園は由緒ある高校野球の舞台だっただろう? 人気も歴史もある素晴らしい本拠地でプレーできたことに感謝したいし、阪神タイガースの一員だったことを誇りに思っている。

 日本の野球は本当にレベルが高かった。私が日本一の投手だと思ったのは・・・

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