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スペシャルインタビュー

西武・菊池雄星インタビュー 最強左腕の『最強変化球論』 「タテ回転のいいフォームで投げれば、いい変化球は投げられる」

 

一昨年、初の2ケタ12勝をマークし、昨年は16勝を挙げて最多勝に輝いた菊池雄星。今年もエースとして首位を行くチームをけん引しているが近年、結果が出始めたのは150キロを超えるストレートはもちろん、進化した変化球があるからだ。12球団No.1左腕の菊池に、変化球に対する現在の考え方について語ってもらった。
取材・構成=小林光男 写真=長岡洋幸


スライダーは「曲がるな!」


──菊池投手は今季が9年目ですが、変化球の使い方などに関して若手時代と比較し、変化はありますか。

菊池 数年前までは困ったらストレートでしたが、最近はそういったときでも変化球を有効に使えるようになってきましたね。“痛い思い”を重ねたことが、選択肢を増やすことを目指したきっかけです。苦しい場面でストレートしか投げられず、痛打を浴びたことが多かったですから。自分が追い込まれたときに変化球を投げられないと、この世界では生き残れないということを痛感しました。だから、変化球について深く考え、練習するようになりましたね。

──花巻東高時代から武器としてスライダーがありました。しかし、これも進化を果たしていますが、どのような過程を踏んだのでしょうか。

菊池 高校野球やプロ野球のファームでは変化量、つまり曲がりの大きさだけで抑えることができました。ちなみに最初に覚えた変化球もスライダーです。昔は腕の位置も下げていて、体を横回転にすれば簡単に曲がりましたから。とにかく最初はスピードを殺して、とにかくグ〜ンと曲げよう、と。しかし、一軍レベルの打者には、それだと通用しません。曲がり始めるのが早ければ早いほど、見極められてバットを振らない。そこで、もっとスピードがあるスライダーを投げないといけない、空振りしてくれないと感じました。そこからスピードを追求して、3年ほど前から134、5キロになり、今は140キロを超えるようになりましたね。

──よりストレートに近いスライダーを投げるために気をつけている点は?

菊池 以前の「曲げよう、曲げよう」と思っていたときは・・・

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