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真夏の激闘 ペナントレース展望

本拠地を味方にした広島とできなかった球団/セ・リーグ順位変動編

 

2位以下に9.5ゲーム差をつけ、3連覇に突き進む広島。ここではなぜ他球団が独走を許したのか検証する。
※8月5日現在

マツダで劇的な勝利を重ねる広島


巨人連敗の起点はいつもマツダ?


 1位の広島以外は空前の混戦状態にあるセ・リーグ。ただ、打率、防御率を見ると、さほど広島が突出しているわけではなく、ロードでの勝敗は26勝27敗。いまさらながらになるが、広島の最大のストロングポイントは「マツダでの強さ」である。対してロードで勝ち越しは、1つだけだが、阪神DeNA。いずれもホームでは大きく負け越している。

 今季、もう一つのポイントは「中継ぎの崩壊」。別表のとおり3点台は広島だけ。これもまた、途切れのない打線を誇る広島の逆転勝ちの多さにつながっているように思う。

 では、ここまでの戦いを簡単に振り返ってみよう。広島は開幕シリーズで中日相手に3連勝と順調なスタートを切ったが、7日から4連敗と当初は混戦気配が漂っていた。衝撃は20日からのナゴヤドーム、中日戦3連敗だろう。この時点では広島も連勝、連敗の多いチームだった。

 その後、交流戦まで3連敗はなし。ただ、最後のマツダでの中日戦に連敗で交流戦に入り・・・

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