開幕から首位の座を守り続ける埼玉西武ライオンズ。10年ぶりの優勝へチームが一体となっている。一番打者を担う秋山翔吾も静かに闘志を燃やす。自らの夢を完遂すべく、今日もグラウンドに立ち続ける。 取材・構成=小林光男 写真=桜井ひとし、高塩隆(インタビュー) ※記録は8月5日現在 一体感とベンチの熱量
ブルーを基調とし、白き風と無数のチャンピオンフラッグがデザインされた、獅子風流(ししぶる)ユニフォームを身にまとったナインが躍動する。8月2日から日本ハムとの首位攻防戦。2勝1敗と勝ち越し、10年ぶりの優勝へはずみをつけた。成長を果たした青き獅子に怖いものはない。 ──現在、首位に立っています。ここまでの戦い方をどう感じていますか。
秋山 今年は開幕8連勝と想像以上のスタートを切って。5月は10勝14敗と負け越しましたけど、それが奏功したかもしれません。開幕当初の勢いのまま行ければ良かったですが、打線で言えばラインアップに3割打者ばかりが名を連ねるということは続かない。若い選手も多いですし、5月に研究されて、多少面食らって、「シーズンは甘くないよ」と思い知らされましたから。ただ、そう感じたことが逆にプラスになったでしょう。
──残り試合も50ゲームを切りました。10年ぶりの優勝へ期待は高まります。
秋山 僕はあまり首位にいる実感がないんですけどね。ただ・・・
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