5年目のシーズンを迎えるに当たり、覚悟を決めた。新たなチャレンジに踏み切ったのは、目指すべき理想像があるから。チームを支える「柱」として――。勝利を重ねるごとに逞しさは増していく。 取材・構成=菅原梨恵 写真=太田裕史、BBM 変化を恐れずに
チームがセ・リーグの首位を快走するとともに、個人としてもハーラーダービートップを突き進んできた。昨季までとは違う大瀬良大地の姿。チームを勝利に導く右腕への信頼は高まっていく。そして、大瀬良自身も確かな手応えを感じている。 ──9月2日現在(以下同)、チームの勝ち頭で15勝を挙げる活躍です。
大瀬良 ここまでうまくいくとは想像していませんでした。毎日練習して、次の試合に向けてどうすれば結果が残せるかということを考えてやってきただけ。それがしっかりと結果、数字に表れているので、今のところは良かったかなと。
──うまくいっている要因をどうとらえていますか。
大瀬良 課題に対して明確な修正ポイントというのが見つけられたのも今年からだと思いますし、悪いところを修正しつつゲームを作っていくということができているので、そこが大きいかなと思っています。
──悪かったところとは。
大瀬良 昨年までは、上半身が突っ込みがちになってしまうときはボールがワンバウンドしたり、抜けてしまったり、思うようにコントロールがつかなかったんですが、体の軸や左手の使い方の部分でいいポイントを見つけられるようになりました。また、そこが崩れてきてもトレーニング、エクササイズによって修正できるようになったので、そこも昨年と違う部分ですね。
──体という点では、今年からフォームが変わりました。
大瀬良 左手の使い方をこれまでより上げるような形にして、上体が突っ込まないように気をつけています。これまでは・・・
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