日の丸を背負って戦った18人だけが“超高校級”ではない。全国に散らばる逸材は、まだまだ多数いる。そこで、U18日本代表一次候補に名を連ねた2人の好打者を紹介しよう。まずは昨夏の甲子園で2年生四番として埼玉県勢初の深紅の大優勝旗をつかんだ花咲徳栄高の長距離砲だ。 取材・文=上原伸一 胸を張る甲子園4本塁打
打者一本で勝負する――。新たな決意でバットを振り込む。高校野球引退後もその姿は常に自校のグラウンドにあり、プロ入りに向けた「準備」に余念がない。これは2015年から3年連続でドラフト指名選手を輩出している花咲徳栄高の慣例でもある。岩井隆監督は「厳しいプロの世界に行きたいのなら“準備”をするのは当たり前。去年の
西川愛也(現
西武)と
清水達也(現
中日)も毎日、新チームの選手に混じって遅くまで練習していました」と話す。
野村の“準備”はプロの試合を観戦することから始まった。ただし、熱心に見たのはゲームではなく・・・
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