高校3年間で一度も甲子園の土を踏めずとも、プロで輝きを放つ選手は多数いる。今秋ドラフトでも、甲子園“不出場”の逸材球児もスカウトから熱視線を注がれている。その中で本誌が注目する隠れた逸材5人をクローズアップしよう。 取材・文=上原伸一 写真=井出秀人 あふれる躍動感荒削りな点も魅力的
今夏の甲子園で全国の高校野球ファンに見てほしかった選手がいる。日大鶴ヶ丘高のエース・
勝又温史である。投げてよし、打ってよし。マウンドからは最速152キロのストレートを投げ込み、左打席からは左右に長打を飛ばす。西東京大会の決勝では154球の熱投も報われず、日大三高にサヨナラ負けを喫したが、大会を通じてスケール感のあるプレーでスタンドを沸かせた。
もともと“東京最強右腕”の呼び声が高かった逸材だ。しかし、今夏までは・・・
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