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カープHISTORY

1984年、鉄人・衣笠祥雄は20年目にして最高のシーズンを送った。

 

1984年阪急との日本シリーズでも衣笠は3本のホームランを放った[背番号8は盟友・山本浩二]


 パソコンの履歴を見直すと、2016年9月10日、衣笠祥雄さんからこんなメールをもらっていた。

“有難うございます。今日勝って欲しいです。”

 目前にしていた、広島優勝についての取材をお願いした際の返信だ。

 衣笠さんへの取材依頼はメールでやり取りすることが多かったのだが、広島関連の取材のお願いをするときは、いつもではないが、「有難うございます」という言葉がついた。たぶん、自分の息子、娘が取材されているような気持ちなのだろうか、と勝手に推測していた。

 その言葉どおり、9月10日、広島は東京ドームで巨人を破って25年ぶりの優勝を決めた。

 われわれからすれば、雲の上も上、伝説的な大選手なのだが、いつも気さくで、笑顔を絶やさない人だった。このときも、そして連覇の翌17年も・・・

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