週刊ベースボールONLINE

2018ドラフト密着リポート

ドラフト会場の舞台裏 1位指名選手をめぐる白熱のバトル

 

今年は5度にわたる抽選バトルが展開された


 午後3時過ぎ、グランドプリンスホテル新高輪のロビー付近は、大勢の関係者でごった返していた。メディアの人たちはホテルに入る人の動きに目を光らせている。直前まで、何らかの情報を得たいのが記者の性。知りたいことは一つ、「1位に誰を指名するか」だ。

 午後5時過ぎ、ドラフト会議がスタート。メディアは別室で無音のテレビモニターを見守ることになる。一番人気は「6球団指名か」ともウワサされた根尾昂(大阪桐蔭高)。どの球団が、そしていくつの球団が指名するのか。1位入札の作業が終わるころには、パソコンのキーボードをたたく音も弱まっていた。

藤原恭大」。根尾の指名が濃厚と目されていた楽天が、フタを開けてみれば……。すると阪神ロッテと3連続で藤原の名が読み上げられ、そのたびに記者室の・・・

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