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激動の平成移籍史

広島・FA制度が生んださまざまなドラマ/球団別平成移籍史

 

ここからは平成の移籍の歴史を球団別に見ていく。豊富な補強資金で大物の獲得を繰り返すチーム、逆に流出ばかりが目立つチームといろいろだ。現存の12球団に加え、オリックスと吸収合併した近鉄についても、別出しで紹介する。
(写真キャプションの「移籍」は他球団への移籍)

新井貴浩[平成19年オフ移籍・写真。26年オフ復帰]


 生え抜きの育成が強化方針のベースにあり、移籍選手の獲得自体が極端に少ない。加藤伸一笘篠賢治木村拓也赤松真人一岡竜司らが獲得成功組と言えるだろうが、“大化けした”印象はなく、世代交代が活発だったこともあり、1990年代前半までは、ベテランの放出が目立つ球団でもあった。

 常に年俸が抑え気味だったこともあり、FA制度には苦しんだ。基本的に宣言残留を認めぬ方針の下で、平成6年(94年)オフの川口和久、11年(99年)オフの江藤智、14年(2002年)オフの金本知憲、19年(07年)オフの新井貴浩、黒田博樹ら主力選手が出ていった。一方・・・

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