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激動の平成移籍史

近鉄・最後のリーグ優勝は移籍組が大貢献/球団別平成移籍史

 

ここからは平成の移籍の歴史を球団別に見ていく。豊富な補強資金で大物の獲得を繰り返すチーム、逆に流出ばかりが目立つチームといろいろだ。現存の12球団に加え、オリックスと吸収合併した近鉄についても、別出しで紹介する。
(写真キャプションの「移籍」は他球団への移籍)

北川博敏[平成12年オフ入団]


 オリックスと合併し、事実上“消滅”した球団だが、その歴史までもが消えるわけではない。

 平成の移籍はたぶんに波乱含みのものが多かった。最大の事件は平成6年(1994年)オフの野茂英雄騒動だ。結果的に野茂は任意引退でドジャース移籍。日米にまたがり、社会現象ともなる大活躍をしたが、きっかけは鈴木啓示監督時代の確執だったという。このオフ、鈴木監督は、ほかにも阿波野秀幸巨人香田勲男吉井理人ヤクルト西村龍次の交換トレードなど投手陣の入れ替えに熱心だったが、必ずしも・・・

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