31年ぶり2人目となる日本人メジャー・リーガー、野茂英雄が誕生したのは平成7年(1995年)のこと。以降、世界最高峰の舞台でプレーした日本人選手は、平成30年の今年までに56人を数える。移籍の流れや日本での実績など、バックグラウンドはそれぞれだ。夢を追い求めた男たちの挑戦の軌跡を平成年代別に辿ってみよう。 写真=Getty Images ※成績は平成30年シーズンまで ※所属表示はメジャー1年目の球団 平成7年、野茂英雄が海を渡って快投を披露。ドジャー・スタジアムに集った5万6000人の大観衆は“トルネード投法”にクギ付けに
“任意引退”で渡米しトルネードで大旋風
平成7年からすべての年で、メジャー・デビューを果たした日本人投手。彼らの活躍で“道”は広がっていく。 昭和の時代だが、パイオニア、「マッシ―」にも触れておこう。
昭和39年(1964年)、南海からサンフランシスコ・ジャイアンツのマイナー、フレスノに野球留学していた左腕の
村上雅則は、同年9月メジャー昇格を果たして9試合に登板した。これが日本人メジャーの第1号となる。ただ、この際の契約を巡り、オフには日米球界にまたがる大騒動。最終的には1年だけジャイアンツ残留と決まり、翌40年は45試合に投げる活躍も、南海に復帰した。
その後、昭和60年限りで
西武を退団した
江夏豊がブリュワーズの春季キャンプに参加したこともあるが・・・
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