報徳学園高からドラフト1位で広島入りする小園海斗は、カープのチームカラーにピッタリの、攻守走三拍子そろった遊撃手だ。将来はトリプルスリーを達成できるような選手にと期待が高いが、本人の目は、プロに挑むにあたり、自らの課題をしっかりと見据えている。 取材・構成=藤本泰祐 写真=石井愛子(インタビュー写真)、BBM 不安は一人暮らし!?中村先輩が心強いです
12月10日に入団発表を行い、晴れてカープの一員となった。高校を出ていきなり飛び込むプロの世界。環境も違えば、プレーでもバットが金属から木製へと替わるなど違いがあるが──。 ──いよいよプロの世界に飛び込みます。楽しみ、不安はどのあたりでしょう。
小園 いよいよ始まるんだなという気持ちです。楽しみというか、新人なので、とにかく全力プレーで思い切ってぶつかっていきたいと思います。不安と言えば、今までは学校も家から通っていて、寮生活も一人暮らしも初めてなので、そこですかね。2年生のときに高校ジャパンで一緒だった先輩の
中村奨成さんに連絡を取って、寮のこととか、何を準備したらいいかとか、メッチャ聞いてます(笑)。「何でも聞いてこいよ」と言ってくださっているので、本当に心強いです。中村さんがおられなかったらちょっとキツかったです(笑)。これからは自分で何でもやっていかないといけないので、早く慣れるように頑張ります。
──広島の街のイメージはありますか。
小園 小学校のとき、修学旅行で。原爆ドームや厳島神社に行きました。すごく栄えている街だなと思いました。(路面)電車が街に通っているのが、こっち(兵庫)にはないので、印象的でした。
──秋以降は練習や生活面での変化は。
小園 下級生に交じって練習をやっています。体づくりのメニューも球団からいただいていますし、体重もしっかりキープしています。髪は少し伸びました。まあ、中学生のときは伸ばしていたので、あまり違和感はないですね。
──プレーの面では、まずバットが金属から木に替わることが、一番の変化だと思います。
小園 ストレートだったら木でも普通に打てるんですけど、特に・・・
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