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'19ドラフト1位ルーキー 4連続インタビュー

ソフトバンク・甲斐野央インタビュー 『負けん気』で全力勝負 「まずは一軍に上がって定着すること。1年間投げ切ること」

 

東洋大では上茶谷大河(DeNA1位)、梅津晃大(中日2位)とともに150キロトリオとして注目を浴びる存在だった。プロでの一歩を踏み出すのは、ほかを圧倒する投手力を誇るソフトバンクだ。アマ最速の158キロを武器にクローザーとして力を発揮してきた右腕は、これから始まる厳しい競争をどう勝ち抜いていくつもりなのか。
取材・構成=滝川和臣 写真=BBM

昨年12月6日に行われた新入団会見では「打者をストレート、気持ちでねじ伏せていくのが目標」と堂々と語った


最終目標はクローザー


 1月7日に入寮し、野球漬けの毎日がスタートした。ソフトバンクの充実した環境の中で自分を追い込む決意だ。12球団一とも言われる分厚い投手層に飛び込むプレッシャーは大きいが、甲斐野央は足元をしっかりと見つめ、やるべきことに集中している。

──昨年末、入団会見を終えて、新人合同自主トレが始まります。

甲斐野 入団会見はとても緊張しましたね。会見のあとには家族を交えての会食があり、同じテーブルには工藤(工藤公康)監督、さらには王(王貞治)会長もおられて、すごく緊張しました。お二人には、今後プロでやっていくうえでのアドバイスをいただきました。すごい方々なので、すべての言葉を受け止めました。

──同期入団のルーキーたちと会話はありましたか。

甲斐野 野村(野村大樹、ドラフト3位)君は意外にお茶目。板東(板東湧梧、同4位)さんはしっかりされていて兄貴という感じでした。泉(泉圭輔、同6位)は同級生ということもあり、いろいろな話をしましたね。杉山(杉山一樹、同2位)も含めて支配下に投手は5人。みんな横一線のライバルとして、これから切磋琢磨していくつもりです。

──入寮前には、ヤフオクドーム、タマスタ筑後を訪れました。

甲斐野 タマスタ筑後は、これで二軍の球場なのか? と驚かされるほど充実していました。寮が隣接していて、寮長の方には「24時間、野球に専念できる」と言われましたが、本当にそのとおりだなと。宮崎の秋季キャンプにも視察に行かせていただいたんですが、そのとき・・・

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