全国制覇とプロ入りという2つの目標を遂げるため、出身の千葉から神奈川の名門・横浜高へ進んだ/写真=榎本郁也
昨年末、2つの選択肢の狭間で悩んでいた。
及川雅貴は心中を明かす。
「2つの球種を完ぺきに操れないのにもかかわらず、3球種目を投げられるのか? 一方で、2つの球種が毎試合、しっかり投げられるとも限らない。もう一つ、増やすべきなのか……。指導者と話し合って決めますが、可能性は五分五分です」
横浜高に入学以来、及川は2つの球種で勝負してきた。最速153キロの直球に、同じ腕の振りで投じ、横滑りに変化するスライダーである。
「スピードは意識していません。球質を上げるため・・・
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