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2019球界マネー事情

球界マネー特集コラム 平成銭闘史

 

選手の年俸相場を上げたのは間違いなく落合博満


平成初年度に1億円時代突入


「将来的に10億円もらう選手がいてもおかしくない。そういうところまで目指して頑張りたいと思います」

 昨年末の契約更改で、2004、05年の横浜・佐々木主浩と並ぶ日本人最高額6億5000万円でサインした巨人菅野智之が、きっぱり言い切った。これが平成のNPB最高額の年俸でもある。特集最後のコラムは視点を過去に向けてみよう。

 本誌の平成最初の一冊は1989年1月23日号だ。崩御された昭和天皇の天覧試合(59年)の写真が表紙となっているが、追悼記事が並んだ中に、異色の記事『素直に喜べぬ“1億円元年”相対的価値は下落の一途!』がある。日本人初の1億円プレーヤーは、86年オフ、中日に移籍した際の落合博満で1億3000万円だったが、この89年は・・・

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