初めて迎えた石垣島での春季キャンプを経て、今は実戦の中で自らの攻守走をアピールしている。最注目ルーキーが体感しているプロの世界、そして、思い描く未来像とは──。 取材・構成=杉浦多夢 写真=高塩隆、榎本郁也 確かなスピードと判断力
2019年高卒ドライチの旗手の1人として連日、大きな注目を浴びながら自分のプレーを貫いている。異例の短期日程となった春季キャンプ最終日の2月11日。打ち上げの手締めが行われた直後、藤原恭大がプロの世界でのスタートと手応えを語ってくれた。 ──初めて経験する石垣島での春季キャンプはいかがでしたか。
藤原 正直、少し疲れを感じています。もともと体力はあまりないので、しっかりつけていきたいです。
──注目を集め、野球に集中するのも簡単ではなかったと思いますが。
藤原 そんなことはまったくなかったですね。高校のときからこれくらいの注目はあったので(笑)。練習についていくのに必死で、この環境を楽しむまではいきませんでしたが、しっかり食事をして、しっかり寝てという部分は100点に近いくらいできました。
──春季キャンプでは、まず走塁面で持ち味を出すことができたのではないでしょうか。
藤原 技術的な部分を教えてもらって、まだ初期段階ですけど自分の中でつかめたところはありました。これまでは自分の・・・
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