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2019颯爽ROOKIES!

中日・根尾昂 “球界の宝”の可能性 「とにかく一刻も早く治すことだけ」

 

根尾昂 適性ポジション:遊撃/写真=榎本郁也


 胸の内にあるわだかまりを懸命に抑えながら、地道なリハビリに取り組んでいた。中日の二軍キャンプ地の読谷球場。「今はとにかく一刻も早く治すことだけです」。スパイクを履いてのランニング、ダッシュの強度が少し強まる、そういった少しの前進に、世間の注目が集まる。なかなか一足飛びにはいかない中、じっくりと歩を進めていた。

 黄金ルーキーにアクシデントが起きたのは、ナゴヤ球場での選手会合同自主トレ中の1月23日だった。ベースランニング中に覚えた右ふくらはぎの違和感。寒さと初スパイクの影響か、その日のうちに名古屋市内の病院で検査を受け、「右腓腹筋の軽度の肉離れ」と診断された。完治まで2週間程度。沖縄での春季キャンプは一軍スタートが発表されていたが、これにより二軍キャンプでリハビリすることになった。

「初めての個所です。なってしまったことはしっかり受け止めて、まずはしっかり早く治したいと思います」。診断結果はあくまで“軽度”。普通に歩くことも、ジャンプもできたという。しかし・・・

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