今週号では、2019年に“挑む男たち”をピックアップしていく。まずは、日本一球団で2年連続の開幕投手を託された右腕が登場。来るシーズンに向け、掲げる強い思いとは――。 取材・構成=菅原梨恵 写真=湯浅芳昭、BBM 自分の可能性を信じて
――開幕まであと少しです。
千賀 微調整の段階を終え、準備は万端です!
――2年連続で開幕投手に指名されました(3月29日の
西武戦=ヤフオクドーム)。昨年は「やりたくない」というような後ろ向きな気持ちもあったそうですが。
千賀 去年と今年ではまったく違う心境で、オフから過ごしてきました。「チームの中心となってやっていくんだ」という自覚を持ってやっています。
――心境に変化が生まれたのはどうしてですか。
千賀 チームは去年、和田(
和田毅)さんがケガでなかなか帰ってこられなかったり、昨シーズン限りで攝津(
攝津正)さんが引退したりということがありました。また僕個人としては、オフにダルビッシュ(
ダルビッシュ有、カブス)さんと一緒に過ごして刺激を受けた。あらためて、こういう選手になりたいと思うようになりました。そして、チームの中心になってやるために必要なことはまだまだあるなと気づかされました。
――開幕投手に指名された際に、
工藤公康監督から「今年はお前に託す」という言葉があったそうですね。
千賀 去年もそういうふうに言ってもらったのにもかかわらず監督の期待に応えられなくて、悔しい思いをしました。今年は「何としてでもその期待に応えられるように」と思っています。
――首脳陣だけでなくファンも含めて、千賀投手に対する期待は年々大きくなっています。
千賀 そろそろ期待に応えたいですね(苦笑)。そういう意味でも今シーズンはすごく楽しみです。
――『期待』というのは、具体的にどのようなものだと感じていますか。
千賀 野球の成績としても、もっともっと上を目指していかなければいけないなと思います。また・・・
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