第2打席の当たりは一、二塁間への強い打球だったが、二塁手にうまく処理された
観衆の声と手拍子だけで地面が震える。「ウオーオー!」──。
一人の選手への声援がここまで球場を揺るがすことがあっただろうか。午後16時40分、ベンチから出てきた瞬間から、8回に交代でベンチに下がるまで変わらず鳴り響いた。いや、ボルテージは徐々に上がっていった。
東京ドームの通路は三重になった立見席ができていた。「
イチロー選手の最後のプレー姿になるかもと思って」とはこの列に並んでいた青年。その「最後」が現実となってしまった。マリナーズの「九番・右翼」で先発出場も試合序盤に「第一線を退く意向」という情報がもたらされ・・・
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