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2019プロ野球開幕スペシャル

【開幕カードの焦点】ソフトバンク対西武 開幕カード2本塁打も満足できない四番

 

開幕カードでは例年になく濃密な攻防が繰り広げられた。この3連戦から前半戦を読み解くカギを拾っていこう。
写真=湯浅芳昭

Lの焦点 四番が求める効果的な一発


8回表、同点満塁弾を放ち、笑顔でホームインする山川。辻監督は「劣勢で千賀から4点は厳しいと思ったが、よく追いついた」


 ソフトバンク相手に西武打線の破壊力をまざまざと見せつけたのは昨年9月15日からの3連戦だった。3.5ゲーム差で迎えた2位・ソフトバンクと本拠地・メットライフドームでの一騎打ち。山賊打線が火を噴き、11対5、8対5、8対1で3連勝。優勝マジック11を点灯させ、10年ぶりの頂点へ加速していった。

 今年の開幕戦、逆に西武はソフトバンクに3タテを食らったが、強力打線の一端を見せつけた瞬間はあった。初戦、4点ビハインドで迎えた8回表だ。先頭打者の金子侑司の遊ゴロ失から源田壮亮の中前打、秋山翔吾の四球でつないで無死満塁のチャンス。打席には四番の山川穂高が入った。8球粘った末、加治屋蓮の真ん中高めに浮いた直球を左翼席へ運んだ。「最後の最後で甘い球を仕留めることができた」。ソフトバンク投手陣から点を奪えず敗色濃厚だったが、チームに・・・

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