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2019プロ野球開幕スペシャル

【開幕カードの焦点】ロッテ対楽天 恐怖の重量下位打線が攻撃バリエーションを増やす

 

開幕カードでは例年になく濃密な攻防が繰り広げられた。この3連戦から前半戦を読み解くカギを拾っていこう。
写真=榎本郁也

Mの焦点 新カモメ打線の可能性


開幕戦の6回、中村奨[中央左]が起点となり角中[同右]がチャンスを拡大。六番・レアード[背番号54]の決勝3ランを呼び込んだ


 新たな得点パターンが開幕戦でいきなり垣間見えた。加藤翔平中村奨吾のソロ2発で2対2としながら、開幕投手の石川歩がつかまって2点のリードを許した6回裏。二死一、二塁で今季から加入した六番のレアードが決勝の3ランを左翼席上段にたたき込んだ。

 しかし、ポイントはそこに至るチャンスメークにある。

 起点となったのは三番の中村奨。一死で打席に立つと、追い込まれてからも楽天の2番手・宋家豪の決め球であるチェンジアップに食らいつき、粘りに粘る。ファウルを打つたびにファンのどよめきが大きくなっていく中・・・

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