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ありがとう平成、わが心の名勝負

【編集部選】時代を超え、心に染み入る記憶 忘れじの平成名勝負伝説 Part1

 

アンケートや証言以外にも平成のプロ野球には数え切れないほどのたくさんの名勝負があった。ここでは、そのほんの一部を紹介する。

ブライアント4連発!(平成元年10月12日)


近鉄6-5西武(ダブルヘッダー第1試合/西武)

ブライアントは8回に3本目となる決勝ソロを放ち、このガッツポーズ


 近鉄の主砲・ブライアントが獅子の息の根を止める大爆発を見せた。西武とのダブルヘッダー第1戦、0対4で迎えた4回、46号ソロでまず1点を返す。そして再び4点ビハインドで迎えた6回が大きな分岐点に。無死満塁の絶好機、打席に入ったのがブライアントだった。マウンドの郭泰源が投じたのは内角へのスライダー。これが高めに浮く。「少し芯を外れていた」と本人は振り返るが、打った瞬間に腕を高々と上げてVサインを作る。起死回生の満塁弾で同点に追いついた猛牛が息を吹き返した。さらに・・・

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