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ありがとう平成、わが心の名勝負

【編集部選】時代を超え、心に染み入る記憶 忘れじの平成名勝負伝説 Part2

 

アンケートや証言以外にも平成のプロ野球には数え切れないほどのたくさんの名勝負があった。ここでは、そのほんの一部を紹介する。

小林―オマリーの14球(平成7年10月25日)


オリックス2-1ヤクルト(日本シリーズ第4戦/神宮)

小林宏[右]の好投によりオリックスが勝利を引き寄せた


 日本シリーズを舞台にした「江夏の21球」はあまりにも有名だが、95年のオリックス・小林宏とヤクルト・オマリーによる「14球」、約12分間の攻防も見応えがあった。ヤクルトの3勝0敗で迎えた日本シリーズ第4戦。1対1の同点のまま、延長11回の場面だ。一死一、二塁の好機で、このシリーズで好調のオマリーが打席に入る。マウンドの小林は3球を投げて1ボール2ストライク。それでも以降はオマリーがファウルで粘る。7球目、内角への140キロの直球をオマリーがとらえると、打球は右翼ポール際へ。しかしわずか1メートル、打球は切れた。

 小林は13球目のスライダーを除けば、ほぼ・・・

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