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ありがとう平成、わが心の名勝負

【編集部選】時代を超え、心に染み入る記憶 忘れじの平成名勝負伝説 Part4

 

アンケートや証言以外にも平成のプロ野球には数え切れないほどのたくさんの名勝負があった。ここでは、そのほんの一部を紹介する。

3度目の正直で宿敵・韓国を撃破(平成18年3月18日)


日本6-0韓国(WBC準決勝/ペトコ・パーク)

代打・福留の先制2ランで宿敵を撃破/写真=Getty Images


 ついに開催された“世界一決定戦”WBC。初代王者に輝いた日本の道のりは険しいものだった。第1ラウンドでは宿敵・韓国に敗れて2位通過、第2ラウンドでも韓国、アメリカに惜敗して1勝2敗と絶望的な状況に追い込まれたが、アメリカがメキシコに敗れる大波乱によって辛くも準決勝に駒を進めていた。

 2度、苦杯をなめた韓国と三度相まみえた日本を率いる王貞治監督は、打線を大幅に組み替えて挑んだ。先発・上原浩治(巨人)の快投もあって0対0で迎えた7回。一死二塁でスタメン落ちしていた福留孝介(中日)が代打に送られると、均衡を破る2ラン。さらに・・・

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