昨夏の甲子園で準優勝の原動力となった金足農高・吉田は日本ハムから1位指名を受けている。公立校出身投手のドラ1は3年ぶりであった
大船渡高の163キロ右腕・
佐々木朗希を視察していたあるベテランスカウトが、一つの懸念事項を語った。すべてに当てはまるわけではない。あくまで個人的な考えとして指摘。
「過去に地方の公立校の投手が大成するケースは、少ない気がします。ただ、佐々木投手の場合は別次元。とはいえ、育成が大事になってきます。プロ1年目は『放牧する』くらいの大胆さが、必要かもしれません。交渉権を獲得する球団によって大きく変わるのではないでしょうか」
何を強調したいのかと言えば、練習量である。高校3年間、いくら意識高く取り組んでも、周囲とのレベル差もあり、自身で追い込むのは大変な作業だ。大船渡高・國保陽平監督は練習試合の時点から、佐々木の球数に気を使っているが、前出のスカウトも同調する。つまり、ルーキー年の新人合同自主トレやキャンプにおける投げ込みは“ご法度”だと言うのだ。まずは、体づくりをメーンとし“球数制限”に気を使うことが、将来的には賢明と・・・
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