週刊ベースボールONLINE

2019球場物語 12球団本拠地ガイド

ZOZOマリンスタジアム 幕張の“非日常空間”にようこそ

 

12球団のフランチャイズ球場はそれぞれ特徴があり、あの手この手で訪れるファンを楽しませてくれる。中でも今季、横浜スタジアムとZOZOマリンスタジアムが大きく進化し、例年以上の集客を誇っている。そんな2つの球場の魅力を山崎康晃(DeNA)、井上晴哉(ロッテ)をナビゲーターに紹介していこう!
写真=中島奈津子、BBM

新しいシートも完成してグラウンドとの距離が近くなったZOZOマリン。ファンの皆さんの声援を力に代えてたくさん打ちます!


 球場が歩んできた歴史は同時に“千葉ロッテ”の歴史でもある。1990年に多目的球場として完成した「千葉マリンスタジアム」等を所有する千葉県・千葉市側と本拠地・川崎球場の老朽化と観客動員に悩んでいたチームの思惑が一致。球団名も公募でロッテ・オリオンズから「千葉ロッテマリーンズ」となった。

 野球を見るだけではない総合エンターテインメント空間として進化を続け、ハードの面でも2018年からグラウンドも天然芝に近い感覚でプレーできる野球専用人工芝「MSクラフト ベースボールターフ」へ全面的に張り替えられたことで、今回ナビゲートしてくれた井上晴哉も含めて内野陣の守備も安定感を増している。また選手にとっても、ファンにとってもうれしいのが、照り返しが大きく軽減されたこと。天気の良いデーゲームでは空気が揺らめいて見えるほどだったが、新人工芝は芝表面が光を分散させるため、選手にとっても観客にとっても目に優しいスタジアムになった。

 さらに「LEDによる照明システム」も導入。もともと照明塔をなくしたサークルライン方式の美しい照明だったが、ビジョンや音響と連動した躍動感あふれる演出で“非日常感”がさらにアップ。名物の1つである球場全体で盛り上げる熱い応援と相まって、スタジアムの雰囲気はさらに高まり、スタジアムのエンタメ化は加速している。

 19年シーズンも進化の歩みは止まらない。井上が今回案内してくれたのが・・・

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