福岡移転当初、使用していた平和台球場に代わる本拠地として1991年4月に着工。玄界灘を臨む絶好のロケーションに、古代ローマのコロシアムをモチーフに建てられた、東京ドームに次ぐ日本で2番目のドーム球場は、総事業費760億円をかけ、93年のシーズン開幕前に誕生した。
日本初の開閉式屋根が最大の特徴で、地上7階建て(最高部高さ84m)、屋根の直径は約212mと、日本最大級のスケールを誇る。厚さ4mのパイル3枚からなる屋根は、2枚が左右に120度旋回移動することで、約20分間かけて開く。オープン当初は、屋根を開いて開催したこともあったが、太陽の位置関係など自然環境や、周辺への騒音問題の影響もあり、現在では「ルーフオープンデー」(毎年1カード2〜3試合。2019年は6月4〜6日の
中日戦に開催)やゲームに勝利した後の「ルーフオープンショー」時などに限られて開閉している。
世界最大のチタン屋根とライトブラウンの外壁が周辺環境とマッチした外観となっている
以前は両翼100m、中堅122m、フェンスの高さは5.8mと、簡単にはサク越えできない広さゆえ、ほかの球場に比べて本塁打数の少なさが際立っていた。球団は・・・
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