週刊ベースボールONLINE

2019球場物語 12球団本拠地ガイド

東京ドーム 開業30年“元祖”ドーム球場

 


 日本ではドーム球場の元祖。アイディアの元となったのはMLBで、1965年にできた第1号のアストロドーム以降、飛躍的に技術が進歩し、80年代にはコストが抑えられ、工期が短くて済む“エアドーム”が主流に。株式会社後楽園スタヂアム(現・株式会社東京ドーム)がドーム構想に向け、本格的に動き出したのはこのころ(78年)で、東京ドームもこのエアドーム方式を採用することとなった。現在の東京ドームは中の空気圧を外よりも0.3%ほど高くして屋根をふくらませており、「ボールが飛ぶ」と言われるのは気圧の関係もあるようだ。85年に工事開始。工事期間1036日、延べ23万700人が関わり、完成は昭和最後の開幕直前、88年3月だった。

 以降はより快適に、安全に、エキサイティングに試合が行われるように改善が施され、02年に人工芝は天然芝に近い感触のフィールドターフに。今季は4年ぶりの芝の張り替えが行なわれ、耐久性と復元力に優れた人工芝にアップグレードされた。17年から開場以来初となる・・・

この続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

まずは体験!登録後7日間無料

登録すると、2万本以上のすべての特集・インタビュー・コラムが読み放題となります。

特集記事

特集記事

著名選手から知る人ぞ知る選手まで多様なラインナップでお届けするインビューや対談、掘り下げ記事。

関連情報

新着 野球コラム

アクセス数ランキング

注目数ランキング