5月に入ってからの快進撃は強力な中継ぎ陣によるものが大きいと言われているが、その前を投げる先発陣が役割を果たさない限り試合は成り立たない。今季の阪神は昨季までとは違う先発投手が頑張り、試合を作っている。 写真=高塩隆 開幕から9試合を投げ、白星を積み上げる姿に自覚が見える。昨季、大半を二軍で過ごした男の覚醒。青柳晃洋は
西勇輝とともに開幕から先発ローテーションを守る。変化は昨季まで二軍を担当していた
福原忍投手コーチの言葉にあった。
「なあ、一度、7割の力で投げてみないか──」
一軍の試合では中盤に崩れる傾向にあった。初回から、全力で打者に向かう姿勢は大切だが、先発投手として必要な役割はイニングの消化。二軍では投げる機会を求めて中継ぎ登板もあり、時に1カ月近く、実戦登板がなかったこともあった。
高橋建二軍投手コーチ、
安藤優也育成コーチらからも・・・
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