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阪神・近本光司インタビュー プレーを思考する 「自分から主導権を握る打席にすれば、試合が楽しくなる」

 

ドラフトでは外れの外れの1位入団だった。下馬評は高くなかったが、開幕スタメン入り。一番打者に定着後は、好打俊足でリーグ2位タイの16盗塁を記録。阪神快進撃のけん引役になる活躍を見せている。勢いだけではない。一つひとつ考えた上でプレーしている頭脳派だ。
※成績・記録は6月16日時点 取材・構成=椎屋博幸、写真=BBM


課題は守備、まずは確実な返球を心がける


──開幕から攻守走で活躍を続けていますが、現在の課題とは何でしょう。

近本 守備が一番の課題です。キャンプから筒井(筒井壮一軍守備走塁)コーチとテーマを持って練習し、試合に出続けることで少しずつ良くなってきています。社会人時代には走者が二塁にいるときは「どうしよう」と心臓がドキドキバクバクしていたんです。最近は、練習を積んで、また場面にも慣れてきたので結果にもつながっています。

──スローイングは丁寧に投げていると感じているのですが、それも練習から意識していますか。

近本 清水(清水雅治)ヘッドコーチからも「自分のリズムで投げる、ということが一番大事」と言われてます。自分のリズムで捕球して、自分のリズムで投げる。これをとにかく気を付けています。

──3月29日ヤクルトとの開幕戦(京セラドーム)初回にホームで補殺。プロ最初のプレーがビッグプレーになりました。

近本 無死一、二塁で打者が山田(山田哲人)さん。打球がメッセンジャーの横をライナーで抜けてきました。無死でライナーだったので二塁走者の坂口(坂口智隆)さんのスタートが少し遅れ、捕球時にはまだ三塁ベース前。でも三塁コーチの腕が回っていたので、「ホームや!」と。開幕戦の初回というのもあり、緊張で手に汗をかいていました(笑)。だから捕って投げようとしたら、ボールが・・・

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