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2019ルーキー中間報告

広島・大盛穂(外野手・23歳) 可能性も「大盛り」だ!/育成ルーキーたちの挑戦

 

育成契約の選手たちが一軍の公式戦に出場できないことは周知のとおり。同じ新人とはいえ、支配下のルーキーとは異なり、3ケタ番号の彼らには支配下昇格というもう1つの関門が待っている。ここでは“育成”ながら“支配下”の新人よりもいち早く頭角を現し、アピールを続ける4選手を紹介する。
※成績は6月13日現在。年齢は2019年の満年齢

大盛穂/おおもり・みのる●1996年8月31日生まれ。大阪府出身。179cm70kg。右投左打。飛龍高-静岡産大-広島19育成


 背番号124のルーキーに、二軍首脳陣は積極的に出場機会を与えている。俊足を武器にした守備範囲の広さと強肩はもちろん、逆方向へのヒットも光っている。しかし、首脳陣は課題も把握している。

「バットの出方はよくなっています。反対方向を意識してヒットも放っていますが、課題は引っ張れないことです。スイングスピードも欲しい」(朝山東洋二軍打撃コーチ)。打撃センスが高いだけに、力強さを自分のものにすれば、大きく羽ばたく可能性を秘めている。

 静岡産大時代に3季連続で主将を務めた大盛は、課題解決能力に長けている。練習メニューは自分たちで作ってきた。1打席でも多く立つために、一番打者を志願した。練習場の電量の関係で、マシン打撃ができないとき・・・

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