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なるか4連覇!広島勝負の夏

4連覇は我らの手で逆襲の若鯉 小園海斗、高橋大樹、磯村嘉孝

 

セ界制圧の5月の後、屈辱の交流戦となった。しかし、苦しい戦いの中にもいくつも光明は見えてきた。いつであれ、時代を変えてきたのは、恐れを知らぬ若者たちの力だ。

小園海斗内野手 粗削りな大器


6月20日ロッテ戦[マツダ広島]でプロ初打席初安打の小園海斗/写真=松村真行


 ド派手なデビューとなった。開幕一軍も出番のないまま二軍落ちとなっていたドライチが田中広輔の不振もあって、6月20日、ロッテ戦(マツダ広島)で「一番・遊撃」として一軍初出場初スタメン。1回裏の初打席でレフト前ヒットを放つと、先制のホームを踏んだ。この試合、6対0から追いつかれ、9回裏、會澤翼のサヨナラ打で勝利する劇的勝利。自己採点を聞かれ、「40点ぐらいですね」と話していたが、新人の初安打がチームの勢いを生むきっかけになったのは間違いない。緒方孝市監督も「持っているね」と、まずは称賛していた。しかし、翌日のオリックス戦(マツダ広島)では5打席無安打に加え、1点リードの9回一死から同点の走者を許す悪送球が敗戦につながり、22日の同カードでも持ち味の思い切りのいいバッティングで2安打を放ちながらも・・・

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