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なるか4連覇!広島勝負の夏

4連覇は我らの手で逆襲の若鯉 床田寛樹、山口翔、アドゥワ誠、島内颯太郎、遠藤淳志

 

セ界制圧の5月の後、屈辱の交流戦となった。しかし、苦しい戦いの中にもいくつも光明は見えてきた。いつであれ、時代を変えてきたのは、恐れを知らぬ若者たちの力だ。

床田寛樹投手 遅れてきた左腕エース候補


写真=松村真行


 久びさに登場したカープの日本人左腕エース候補だ。2017年入団で、開幕から先発ローテ入りしながら左ヒジの故障で長期離脱。手術を経て今季から一軍復帰し、4月6日には2年ぶりの勝利投手となった。4月は月間4勝無敗、防御率0.93をマークも6月14日の楽天戦(楽天生命パーク)では2回途中7失点KO。ベンチで涙を見せた。20日のロッテ戦(マツダ広島)では6回を4安打無失点。勝敗はつかなかったが、手ごたえは得たはずだ。

アドゥワ誠投手 覚醒前夜の長身右腕


写真=前島進


 196センチの長身右腕。高卒3年目で2018年はリリーフで53試合に登板し、今季も中継ぎスタートだったが、4月末から先発に回り、5月12日のDeNA戦(マツダ広島)でプロ入り初完投勝利を飾った。母の日でもあり、お立ち台では「お母さん。俺、やったよ!」と叫び、球場を沸かせた。その後、不振での二軍落ちをへて、6月22日のオリックス戦(マツダ広島)で先発復帰・・・

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